中年男のやってみよう!調べてみよう!

しがない中年のおっさんがいろいろ調べたり挑戦したりしたことを書き連ねていきます

いざ鎌倉~建長寺編

最近、鎌倉の仏像にはまっている。といっても先週長谷寺に行ってからなのでまだ2週目なのだが…

というわけで、今日は建長寺に行ってきた。鎌倉駅に昼に降り立ったので、まずは昼食を、と思ったのだが小町通りはかなりの混雑で待たされそうだったので、結局駅前のマックでビックマックセットを食べた。

食後、駅前から江ノ電のバスで建長寺前まで行き、拝観料500円を払って中に入ると、大きな三門が出迎えてくれた。三門というのは山門の漢字を変えたものかと思っていたのだが、3つの邪気を払うための門だという但し書きが建っていた。

そしてその三門の先に仏殿があって、そこに本尊の地蔵菩薩が鎮座していた。先週長谷寺で見た観音菩薩はかなり絢爛豪華な感じだったけど、こちらの地蔵菩薩は一転して質素な感じであった。仏様の世界にも、きゃぴきゃぴした派手な感じのお方と、地味な雰囲気を好むお方がいる、ということなのだろうか。

さらに先を進むと法堂という建物があって、そこには釈迦苦行像というものがあった。断食の苦行をしているお釈迦様がモチーフとのことで、確かに肉がそぎ落とされた感じの独特のフォルムになっていた。日本ではあまり見たことのない感じだったのだが、外国からの寄贈品と案内板に書かれていた。

その先、建長寺の最奥にある半蔵坊に向かうことにした。250段のほど階段を上った先にはお堂があって、お線香が炊かれていた。財布の中をあさったら2円出てきたのでそれを使ってお祈り。いつものように「私の周りの皆が健康でありますように」とお願いしてきた。ちなみに、線香の炊かれていたところの煙を自分の頭皮に手繰り寄せて、毛が生えてきますようにと願ってみたが、まあ2円で毛が生えてきたらスベンソンの立つ瀬が無いと思うのであまり期待しないで待っていることにする。

ちなみに、半蔵坊からさらに150段の階段を上った先には建長寺の山頂があるのだが、そこからの眺めはなかなか良かった。下界は蒸し暑かったけど、ここまで来るとさわやかない風が吹いていたので体力に余裕があればここまで足を延ばすことをお勧めします。

そしてその山頂展望台からの景色は、建長寺の境内を一望できるだけでなく、鎌倉市内から材木座の海岸のほうまでも見渡せるようになっていた。

ちなみに、ちょうど同じ場所に居合わせた父子が鎌倉の海岸を見て「横浜港が見えるねー」なんて会話をしていたので、「あれは横浜じゃなくて鎌倉の海ですよ」と指摘しようかとも思ったけど、鎌倉五山第一位という厳かな場でそういうことを言うのは野暮な感じだなと思ったのでやめておいた。

帰りは、建長寺の前からすでに道が渋滞していたので鎌倉まで歩いて戻ってきた。

千葉ドライブ

千葉までドライブに行ってきた。朝食の時に急遽思い立ち、父殿、母殿と3人で10時過ぎに横浜の自宅を出発(だいたい、makinota家のドライブはこんな感じで行くことが多い)。横浜からベイブリッジ→つばさ橋と渡りアクアライン経由で木更津へ。途中、アクアラインの入り口で渋滞にはまってしまい、木更津に着いたのは昼過ぎになってしまった。

まずは腹ごしらえ、ということで木更津港そばの回転寿司「やまと」に入る。昼時だし、結構待たされるのかと思ったのだが待ち時間は30分ほどとのことだった。順番が来るまでの間、目の前にある木更津港へ歩いて向かう。

すると、ちょうど1隻の船が戻ってくるところだったのでその着岸の様子を見学する。その船は港にいくつか係留されているものと同じタイプのものだったので、どんな船なのかとインターネットで調べてみたら東京湾に建設用の土砂を運搬するためのもののようだった。もやい綱を渡す船員が、船体の側面にぶら下がっているタイヤに乗っかって降りてくるところがなかなか面白かった。

さて、再び回転寿司やまとに戻ると、ほどなくして我々の順番がやってきた。

まずは店員さんにお薦めと言われたやまと5貫盛とアマダイの天ぷらを注文する。5貫盛のほうは、大トロ、中トロとそれ以外はその日の状況によって変わるようだったがこの日はヒラメ、カンパチ、ハマチというラインナップだった。ネタは水産会社直送の店というだけあって新鮮!普段スーパーで買っているものとは歯ごたえに程よいコシがあったのが印象的だった。

その他、単品でヒラメ、シマアジ真鯛etc.を注文。その他父殿のリクエストでシメサバ、母殿のリクエストでヤリイカも追加した。今回はせっかく木更津まで来たので、ということで奮発して注文してみたのだが、それでも1人当たりでは3,000円行かなかったのでなかなかリーズナブルだったと思う。

食後は「ぽっぽの丘」という施設に向かう。ここには一昔前の鉄道車両が保存されており、前々から行ってみたいと思ったところだったのだ。木更津から1時間ほど、田園地帯の中を進むと現地に到着した。ここは入場料自体は無料だが、駐車場は1,000円かかる。

さて、車を止めてまず向かったのは車掌車。車内にも入ることができるのだが、その車両のプロフィールを見ると「昭和28年に無蓋車から改造された」とあったのでかなり年季の入った車両であることは間違いないようだ。当時の車掌が座っていたところで記念撮影をする。

ちなみに、この車両の先頭には小さな機関車がついていて、時間があえば乗ったまま少しの距離を走ってくれるようだった。

車掌車が保存されているところから坂道を上のほうに上っていくと、そこにはブルートレインの車両があった。車両番号でいうと「オロネ24-2」「オハネフ24-2」となっている。ロープが張られているが、「くぐって中に入って大丈夫です」と書いてあったので早速車内に乗り込んでみた。

オロネ24-2のほうは、現役自体にmakinotaが乗ったことのないA寝台車。内装もなかなか豪華な感じで、セットされたベッドに寝転ぶこともできた。

車内には、特急「あけぼの」で録音したと思われる車内アナウンスがデモで流れており、車掌の声と「ハイケンスのセレナーデ」のオルゴールのメロディーと合わせ、なかなか良い雰囲気を醸し出していた。

隣の車両はB寝台車。こちらはmakinotaが四国に住んでいた時、横浜まで帰省するのに岡山から乗った寝台特急「富士」を思い出すものだった。

他にも183系特急車両や荷物電車など、私が幼少期によく見かけた懐かしい車両が多かったのだが、いかんせん雨ざらしの保存なので車両の痛みが進んでいるところが残念だった。入場料を取ってもよいので屋根をつけたほうが良いのではないか、と思った。

さて、ぽっぽの丘を出た後は東京湾フェリーで神奈川に戻るべく、金谷港を目指す。カーナビを一般道距離優先に設定したら、めちゃくちゃ山道を案内された。千葉にはそんなに山がないイメージだっただけに、かなり意外な印象を受けた。

そうして到着した金谷港からは、夕方の便に乗船。あいにくの雨模様だったが、せっかくの東京湾クルーズ(!?)、しっかり景色を眺めなくては、ということでデッキに立って風景を見ていた。するとまあ、さすが物流の要衝ともいえるエリアとあって、大型の貨物船がいくつも横切っていく。そのうちの1隻が我々のフェリーにかなり接近してきたので、一瞬ぶつかるんじゃないかと不安になった。

ちなみにその貨物船の船体には「courageous ace」と書かれていた。インターネットで調べたところ、自動車6,400台を積載可能な船とあった(下の画像は目の前を通り過ぎていった船体のものデス)。船体に横づけされているのはタグボートなのだろうか?船のことは良くわからないのだが、貨物船を押して進路を調整しているように見えた。

久里浜からは横横道路経由で帰宅、東京湾一周ドライブの一日だった。

小学校修学旅行(1986年)

makinotaの小学校の修学旅行は、日光への1泊2日というものだった。もう、30年以上も前のことなので細かいことは覚えていないのだが、当時は心霊ブームということもあって、華厳の滝で撮影した写真には霊が映り込んでいるみたいなことでキャアキャア言っていたような気がする。

あと、土産物の定番といえば、どちらも最近の観光地では見ることのなくなったペナントと木刀。今にして思うと、なぜ日光で木刀?という気がするのだが、当時の男子の土産物一番人気は木刀だった。

さて、当時のスナップ写真を見ると、makinotaの格好はというと、上は母殿手編みと思われるチョッキ(少しヨレヨレになっている)に、下はジャージのズボン、そして帽子は太陽ホエールズの野球帽だ。周りに写っているクラスメイトはアディダスやナイキの帽子をかぶっており、それと比べるとかなりダサい感じに見える。

そうそう、最初に心霊の話を書いたが、makinotaの小学~中学時代、年代でいうと1980年代後半~1990年代前半ということになるのだが、この時期は毎年夏になると「あなたの知らない世界」なる心霊現象を再現した特番があった。そして番組の制作者だかコメンテーターだが忘れたが、新倉イワオ氏という人物がよく出ていたことを覚えている。さらに、この新倉イワオ氏は日テレのお笑い番組笑点」にも関わっていたようで、笑点のクレジットの中に氏の名前を見つけたときに、なんで心霊の番組に出ている人物が、それとは180度正反対のお笑い番組にも出ているのだろうか?と不思議に思った記憶がある。

鳥の落としもの問題を考えてみた

その日、私は江ノ島海岸の入口にある階段に腰掛けて、制服姿のまま水と戯れるJKの生脚を眺めながら 浜辺のその先に寄せては返す波を眺めながら、優雅なひと時を過ごしていた。

その時である。

ペチョ!!

???

一瞬の沈黙の後に確認した私のズボンには、半径1センチほどの白い物体が付着していた。上空からの落とし物を見事に被弾してしまったのだ。

上空を見上げると、何羽かの鳶が旋回しながら飛行を続けている。おそらく、奴らの中の一羽のケツの穴から放たれたものなのだろう。しかも、私の頭上に伝線や電信柱は無いので、どうやら飛行中に投下されたブツを被弾してしまったようだ。

広い浜辺で何の気なしに鳶が放ったフンが私のところに落ちてきた、とも考えられるが、ピンポイントに私のところに落ちてくる、というのは偶然にしてはできすぎていないだろうか? 奴は意識的に私を狙って投下した可能性は無いのだろうか?

というわけで、私に着弾させるためには、鳶はどのようなタイミングでブツを投下したら良いのか、そのことを物理的に検証してみることにした。

この状況を物理の期末試験風にするならば、以下のような形になると思う。

【問1】
上空10mを時速40km/hで飛行している鳥が脱糞して、それが地上にいる座っている人に命中させようとしている状況を考える。地上の人の座高を1mとしたとき、鳥は目標の何m手前でブツを投下すればよいか?

【解答】
この問題を図にしてみよう。A地点から投下すると、ちょうど私の足元に到達し、B地点から投下すると、今度は私の頭のてっぺんに到達するので、目的を達成するための投下位置は「A地点とB地点の間」ということになる。

f:id:takemaki0228:20210327192905j:plain

ここから先は数学の計算になりますので、別に興味ないわー、という人はこの先の計算式が書かれている部分は飛ばしてください。

こういう物理(力学)の問題を解くときには、「注目している物体の運動方程式を立て、それを積分して結果を求める」というのが基本になる。この場合、注目している物体というのは鳥のフンであるから、これについての運動方程式を立てる。

f:id:takemaki0228:20210327210923j:plain


つまり、目標の15.0~15.9m地点で爆弾を投下すれば、自らのフンを私に命中させることができるということになる。理系出身の私がレポート用紙1枚使って行う計算を、私にフンを着弾させるという目的のためにやっていたとは、鳶の奴もなかなかに賢いではないか(しかも便意を催している最中に!)。

さらに、この計算を通じて私が驚愕したことがもう一つある。

鳶が今回求めた15.0~15.9m地点まで、0.9m進むのにかかる時間を計算すると、飛行速度11.1m/sなので、0.9÷11.1、つまりこの間の時間は0.08秒しかない。私に命中させるためのスイートスポットは、針の穴ほどしかないということになる。

この難易度の高いミッションを遂行するためには、単に積分計算ができるというだけでは無理だ。ブツを肛門の直前に常時スタンバイさせておいて、飛行位置がこの0.08秒の区間に突入した瞬間、間髪入れずに肛門を開放し、すみやかに爆弾を放出しなければいけない。トイレに入って脱糞の前にはとりあえず屁をこいて、などど悠長なスタンスをとっている人間の私には到底真似のできない芸当だ。

鳥の長所と言えば、せいぜい空を飛べるだけかと思っていたが、このように考えてみると複雑な積分計算をこなすだけでなく、自らの生理現象までも緻密に操っていることを発見し、その優れた能力に感嘆した一日だった。